2020-11-01

絶望のパスタというネットミーム

おそらく現代日本においてペペロンチーノというパスタの存在を知らない人はごく稀だろう。ペペロンチーノというパスタは正式にはスパゲッティ・アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノと言う。直訳するとニンニクと油と唐辛子のスパゲッティだ。このパスタはとても有名でそのwikipediaも存在する。そのwikiのページで次のようなことが書かれている。

『このパスタは別名「絶望のパスタ」とイタリアでは呼ばれることがある』

この文章は本来出典が明記されてしかるべき情報だと思うのだが、出典についてはwikipediaの中で要求すらされていない。この別名はどうやら有名らしく、「ペペロンチーノ　絶望」で検索すると色々な情報が出てくる。例えば、なぜ絶望のパスタかというと、絶望的に材料がなくても作れるからということらしい（個人的にはイタリアのパスタはシンプルなものが多いからこの理由付けは少し強引なように思える）。しかしながら、どのページにも出典は何なのかなどに関する情報が書かれていない。そこで、本場であるイタリア語版のペペロンチーノのwikipediaのページを見たが絶望のパスタ(pasta alla disperata)に関する記述は全くない。

それもそのはずで、本場イタリアでは絶望のパスタといえば別のパスタを指すようだ。こちらの動画ではリングイネという種類のパスタを使って絶望のリングイネを作っている。動画の内容を見る限りではトマトやオリーブの実など様々な材料を使っていて、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノとは似ても似つかないものになっている。

www.youtube.com

ではなぜペペロンチーノは『別名「絶望のパスタ」とイタリアでは呼ばれることがある』などという情報が独り歩きしているのだろうか。

下記のブログではトマトを使ったものとは別の絶望パスタを紹介しており、このパスタの見た目がペペロンチーノと似ているから誤ってイタリアの料理人が日本に伝えたと書いてある。

絶望のスパゲティ／スパゲティ・アッラ・デスペラータ（Spaghetti alla disperata）: かはほり

残念ながらこちらも情報のソースは無いが、現地人が言えば信じてしまいそうだから理由としては「具材がなくても作れる」という理由よりはありえそうなものだとは個人的に思う（ちなみに上のブログでは別の記事でトマトを使った絶望のパスタも紹介されている　絶望のスパゲティ（2）／スパゲティ・アッラ・デスペラータ（Spaghetti alla disperata）: かはほり）。

残念ながら確たるソースを見つけることはできなかったが、『このパスタは別名「絶望のパスタ」とイタリアでは呼ばれることがある』という情報は勝手に独り歩きしているネットミームだということは強調しておきたい。

2020-07-24

2020/07/23

このチャンネルで紹介されてる酢の物を作ったがおいしかった。

https://www.youtube.com/watch?v=JxpTQmUFjdk

ただ、イワシの解凍が十分でなかったせいで少し身が崩れたのが残念なところ。イワシの旬はもうしばらくあるので、また数回チャレンジしたい。

イワシの刺身とたたきはこっちでも紹介されている。こちらもチャレンジしたい。

https://www.youtube.com/watch?v=Vjr9B5-ws8M

2020-07-08

2020/07/08

今日はオンラインで英語の発表を二人分だけ聞いた。

一人目は内容がよどみなく内容がとても良いものだった。

問題は二人目でおそらく内容は面白いのかもしれないが、聞くのが辛いというのはこのことかというくらい英語がてんでダメで、発表準備あるいは発表練習をしてきていないことがまる分かりだった。国際会議でこう言った発表を聞いていたらおそらく会場を抜け出して一足お先にコーヒーブレークを楽しむところだろう。しかも、質疑応答では「英語がダメ」だと言っていた。「英語がダメ」だというのなら、余計に準備を重ねろよと言いたい。反面教師にはうってつけかもしれない。

2020-06-07

2020/06/06

少し前に後輩(?)の英語発表を聞いたがひどかったので愚痴を書こうと思う。

発表前には必ず原稿を書いて用意することが必要だろう。日本語でさえ突然しゃべれと言われてもなかなか上手く話せないのに、英語で突然しゃべれるわけがないだろう。専門性が高くなるにつれて内容が難しいのに、躓きながら喋る英語の内容を理解しろというのが難しいだろう。発表練習くらいしろよ。指導教官は何をしているんだろうか。

内容も内容で前後のつながりが全く分からなかった。

2020-03-14

2020/3/14

今日先進国でHIVの感染が増加しているのが日本だけだと知って、とても落ち込んでいる。そのため、ちょっと不満がにじみ出る文になっているかもしれない。

HIVの検査に関しては政府がきちんと増加しているということを示したうえで、保健所のHIV検査を受けることをきちんとCMにして示さなければならないと思う。あまり政府のお役所は現在以上に何かを追加してやりたがらないものなので、野党やメディアが尻をひっぱたかなきゃいけないと思うのだが、直接現政権の批判につながるような問題ではないので望みが薄いだろう。本来こういった政府が長年に渡って十分に対応できてないことを取り上げるのが国会の野党やメディアのやるべきことだろうと思うのだが。。。。

日本では性的なことはどんな些細なことでもタブー視されることが多いので、HIVがワイドショーなどで取り上げられることが少ないのも理由の一つなのかもしれない。しかし、昨今のコロナ騒動によって感染症の対策に注目が集まっている今こそHIVや梅毒 (こちらも増加している) などの性感染症を抑制させる契機になるのではないかと思っている。